おうさまのムシバ(王様の虫歯)は歯学博士監修の虫歯予防のための画像です。ご家庭はもちろん幼稚園・保育園・小学校でもご利用いただけます。
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作者紹介
明見佳子(みょうけん よしこ)
- 1966年 広島県広島市生まれ
- 1990年 広島大学歯学部卒業
- 1994年 同大学院卒業
- 1994〜2000年 大学病院勤務や開業医勤務
- 2000年 広島市安佐南区に明見歯科医院開業、今日に至る。
日々の診療の傍ら、幼稚園保育園の園医として、またグループホーム提携医として公衆衛生活動に携わる。幼稚園では200名の園児を前に自作紙芝居を上映し、虫歯予防啓発活動を行っている。作品には作者自身の日常診療で得られる知見はもちろん、二児の育児経験が生かされている。
資 格:歯科医師、歯学博士
所属団体:広島県歯科医師会、安佐歯科医師会
開業当初から十数年来、幼稚園の歯科健診に携わって思うことがあります。
園児の虫歯の数は年々減り、お口の中の状況は良くなってきています。これは歯科医師として喜ばしいことです。しかし、その一方で沢山虫歯のある園児もいなくならない現実があります。「どうして二極化が進むのだろうか?」そう考えた時、保護者が園児を歯医者に連れて行こうとしても園児が嫌がって行こうとしないから・保護者が歯磨きをしようとしても園児が嫌がって磨かせないから、などの理由に思い至りました。
そして、何とか歯科治療や歯磨きに対する園児の抵抗感を払拭できないかと考えを巡らせていた矢先のことです。幼稚園から「年少から年長の全園児を対象に10分以内で'歯の大切さ'を伝えて欲しい」という講演依頼が舞い込みました。
そこで、大勢の園児の前で私にできるパフォーマンスは何か?と考え、自作紙芝居の絵をパソコンに取り込み、パワーポイントで編集しプロジェクターで大写しにして上映するという方法が浮かびました。しかし、いざ紙芝居作りを始めてみると、大人向けの講演とは比較にならないほど難しいことが分かりました。なぜなら園児は3〜6歳という低年齢であり集中を保てる時間は短く、小学生のような理解力は期待できず、面白くないものには容赦ないからです。そこで欲張らず次の三点にポイントを絞り、紙芝居を作成しました。
◎歯の大切さを伝えるための紙芝居だが、「歯」の話題だけに終始せず、
豊かなストーリー性を盛り込み園児が楽しめるようにすること。
◎園児のわかりやすさを追求するあまり事実を歪曲して伝えないこと。
◎保護者の同席しない上映会で園児だけに紙芝居を見せても、
その効果を家庭に持ち帰るくらいのインパクトを与えること。
お陰様にて毎回ご好評を得、紙芝居上映を始めてから、沢山虫歯のある園児が減っていきました。
今後とも新作を発表していく所存です。
私の至らない点や改善すべき箇所、お気づきの点がございましたらどうかご意見をお寄せ下さい。
歯学博士 明見 佳子